たんぱく質代謝|体の中のリサイクル工場食事のたんぱく質は分解されてアミノ酸になるアミノ酸は全身で「組み立て直し」に使われる余れば分解され、尿として排出される飢餓時は自分の筋肉が削られる14Jul2025Nutrition
「絶対に正しい食事法」は存在しない色々な食事療法があって、内容も様々で。少し前までは糖質制限とかがすごく流行って、今度は糖質が悪者じゃないみたいな感じで180度変わる。エビデンスの更新もあるし、その人の体質の個体差で効いた効かない、、で論争にもなるだろうし。ただ眺めていてわかるのは極端な理論がウケやすいシンプルな「敵・味方構造」は流行しやすい。(例:脂質が悪!糖が悪!)中道・中庸ってほんと難しいなぁ....って考える今日この頃自分の食事を正義だと信じたい心理が働く。だから他派に攻撃的になったりもするから、食事=宗教・信条化しやすいのかも。この10年でエビデンス更新のあった食事療法をざーっと14Jul2025NutritionInsights column
様々なDiet|食事療法diet(ダイエット)の直訳古代ギリシア語「δίαιτα」を起源とし、その意味は「生活習慣」「生き方」、「住まい」「食事療法」。PUFAフリー特徴: 多価不飽和脂肪酸(特にオメガ6脂肪酸、例: リノール酸)を避け、飽和脂肪酸(バター、牛脂、ココナッツオイルなど)を優先。加工食品や種子油(大豆油、菜種油など)を排除。目的: 炎症の軽減、ホルモンバランスの改善、慢性疾患予防。例: 一部のケトジェニックやパレオダイエットに近いが、PUFAを特に制限。ケトジェニックダイエット(Keto Diet)特徴: 炭水化物を極端に減らし、脂肪を主なエネルギー源とする(高脂肪・低糖質)。PUFAフリーと相性が良いが、ケトではPUFAの制限は必須ではない...12Jul2025Nutrition
糖代謝|インスリンとグルカゴンの攻防戦 体の中の糖分の話 - 食べ物がエネルギーになるまで【ごはんやパンの正体】ごはん、パン、麺類、お菓子。これらには**糖質**という栄養素が含まれています。糖質は体にとって一番大切なエネルギー源。でも、食べたままの形では体は使えません。まず小さく分解する必要があります。【 口から腸まで】1. **口の中**:唾液に含まれる酵素が糖質を少しずつ分解2. **胃**:胃酸で食べ物をドロドロにする3. **小腸**:最終的に**ブドウ糖**という一番小さな糖に分解ブドウ糖は、体が使える糖分の基本形です。これが血液の中に入って、全身に運ばれます。【肝臓 - 体の糖分管理センター】【肝臓の大切な仕事】小腸で吸収されたブドウ糖は、まず*...11Jul2025Nutrition
脂質代謝|脂質代謝の旅は「リンパ」から始まる【消化吸収の始まり】**舞台:口〜腸**例えば、チーズトーストや唐揚げを食べると、その中の脂肪分子が体内に入ってくる。胃を通過した後、小腸に到着する。小腸では胆汁と膵リパーゼという消化酵素が働いて、脂肪を小さく分解する。分解された脂肪は[モノグリセリド]と[脂肪酸]になる。これらは小腸壁を通り抜けて、[キロミクロン]という[脂質運搬体]に取り込まれ、血液循環へと移行する。【血液循環による脂質輸送】**舞台:血液循環系**キロミクロンは脂肪酸を含んで血液中を循環する。血管壁に存在するLPL(リポタンパク質リパーゼ)という酵素が作用し、脂肪酸を筋肉組織や脂肪組織に供給する。脂肪酸の一部は脂肪細胞内に取り込まれ、エネルギー需要に備えて中性...11Jul2025Nutrition
PUFAフリー|現時点での私なりの要約まとめ現時点での私なりの要約というか....まとめ※現時点でのなので、随時更新していきます身体の中にたまったPUFAを使わないようにするために糖をとるということなぜPUFAを「使わないこと」が大事なのか? PUFA(多価不飽和脂肪酸:リノール酸、EPA、DHAなど)は… 身体に蓄積しやすく 酸化しやすく 酸化すると**過酸化脂質(炎症・老化・細胞損傷)**になる そして一番厄介なのが、 ❗️脂肪細胞に貯まったPUFAは、糖が足りないときにエネルギーとして燃やされる → この時、PUFAが酸化して毒になる🔥糖の役割(Ray Peat的)糖(特にグルコース・フルクトース)は、PUFAを“燃やさなくても済...08Jul2025NutritionPUFA FREE|レイ・ピート博士理論
【三者比較】Ray Peat理論 vs 現代栄養学 vs WAPF(伝統栄養学)✅ Ray Peat理論は細胞代謝やミトコンドリア起点の「機能理論」 ✅ 現代栄養学はエビデンス・リスク評価の「医学理論」 ✅ WAPFは文化・伝統・実体験による「知恵理論」08Jul2025NutritionTraditional Nutrition|伝統栄養学PUFA FREE|レイ・ピート博士理論
糖とPUFAの関係「糖とPUFAの関係」代謝とホルモンを語るうえで一番誤解されやすくて重要なポイントらしい。 実はここ、現代栄養学とRay Peat的伝統栄養では真逆の視点。 「どうしてPUFAが悪者扱いされて、糖が“味方”になるのか」整理したいと思う。糖の基本的な役割 最優先で使われるエネルギー源(=薪) 特に脳・神経・赤血球は、糖がなければ働かない 糖が潤っていると、「代謝はスムーズに」「ストレスホルモンは抑えられる」PUFA PUFA=多価不飽和脂肪酸 (リノール酸、α-リノレン酸、EPA、DHAなど) サラダ油、マーガリン、魚油、ナッツ類などに多い 酸化しやすく、体内で過酸化脂質を作りやすい&n...08Jul2025NutritionPUFA FREE|レイ・ピート博士理論
代謝の司令塔たち|ミトコンドリア × 甲状腺ホルモン × 糖の関係3者の役割を整理⚙️ミトコンドリア...... 細胞の発電所(ATPを作る) 代謝・エネルギー・活力 🔥甲状腺ホルモン(T3) ......代謝のアクセル 体温・細胞のスピード 🍬糖(グルコース+少量のフルクトース)...... 燃料(薪) ミトコンドリアのエネルギー源ミトコンドリア・甲状腺ホルモン・糖の相互関係🔹糖が足りると…<糖が入る >↓ インスリンちょっとだけ出る ↓ 肝臓のグリコーゲンが満たされる ↓ T4 → T3(活性型)への変換が促進 ↓ T3がミトコンドリアの働きをONに ↓&nb...08Jul2025Nutrition
血糖値とは?血糖値とは血液の中にどれだけ「ブドウ糖(グルコース)」が溶けているかを表す値。単位は mg/dL(日本)や mmol/L(海外)で表される血糖値=血液中にあるブドウ糖の量エネルギーの安定供給と、全身の健康を守るために超重要ブドウ糖って何?ブドウ糖は体のエネルギー源の王様特に脳・赤血球・神経細胞は、基本的にブドウ糖しか使えない(※ケトン体は例外)血糖値の仕組み(コントロール)血糖値はホルモンの連携プレーで常に調整されてる🧪① 血糖値が上がると…→ インスリン(すい臓から分泌)→ 血中のブドウ糖を細胞に取り込ませる→ 血糖値が下がる🔥② 血糖値が下がると…→ グルカゴン(同じくすい臓から)→ 肝臓が蓄えたグリコーゲンを分解して血糖を...08Jul2025Nutrition
代謝とは?「代謝」と簡単に使ってしまっている気がする。シンプルだけど、それだけに奥深い。念のため一応定義をしておこうと思う。代謝とは、生きていくために、身体の中で行われているすべての“化学反応”代謝の3つの柱🌱 同化(アナボリズム) |作る・蓄える 筋肉を作る、脂肪を蓄える、骨を再生する🔥 異化(カタボリズム)|分解してエネルギーを作る 食べたご飯をエネルギーに変える、脂肪を燃やす♻️ 排出・代謝処理 |使い終わったものを処理・排出 解毒、老廃物の処理、尿や便として出す🔸代謝でやってること(ざっくり流れ)食べる(取り込む)分解する(消化・吸収・異化)必要なものを合成する(同化)不要なものを処理・排出(解毒・排出)🔸代謝ってどこで起きて...05Jul2025Nutrition