様々なDiet|食事療法

diet(ダイエット)の直訳
古代ギリシア語「δίαιτα」を起源とし、その意味は「生活習慣」「生き方」、「住まい」「食事療法」。


PUFAフリー

特徴: 多価不飽和脂肪酸(特にオメガ6脂肪酸、例: リノール酸)を避け、飽和脂肪酸(バター、牛脂、ココナッツオイルなど)を優先。加工食品や種子油(大豆油、菜種油など)を排除。

目的: 炎症の軽減、ホルモンバランスの改善、慢性疾患予防。

例: 一部のケトジェニックやパレオダイエットに近いが、PUFAを特に制限。


ケトジェニックダイエット(Keto Diet)

特徴: 炭水化物を極端に減らし、脂肪を主なエネルギー源とする(高脂肪・低糖質)。PUFAフリーと相性が良いが、ケトではPUFAの制限は必須ではない。

目的: 体重減少、血糖コントロール、脳機能向上。

例: アボカド、MCTオイル、ナッツ(ただしPUFAフリーなら一部ナッツは避ける)。


パレオダイエット(Paleo Diet)

特徴: 農耕以前の食事を模倣し、加工食品や穀物、乳製品を避ける。PUFAを含む種子油も排除されることが多い。

目的: 自然な食材で腸内環境や全体の健康を改善。

例: 肉、魚、野菜、フルーツ、ナッツ(PUFAフリーならナッツ選択に注意)。


カーニボアダイエット(Carnivore Diet)

特徴: 肉、魚、動物性食品のみを摂取し、植物性食品をほぼ排除。PUFAフリーに近く、種子油は完全に避ける。

目的: 自己免疫疾患の改善、消化器系の負担軽減。

例: 牛肉、羊肉、卵、臓物。


AIP(自己免疫プロトコル)

特徴: パレオダイエットの厳格版で、自己免疫疾患向け。ナッツ、種子、夜shade野菜を避け、PUFAも制限されることが多い。

目的: 自己免疫疾患の症状緩和、炎症抑制。

例: 野菜(一部除く)、魚、発酵食品。


地中海式ダイエット

特徴: 野菜、果物、全粒穀物、魚、オリーブオイルを重視。PUFA(オメガ3)は多いが、オメガ6は控えめ。

目的: 心血管疾患予防、長寿。

例: サーモン、オリーブオイル、ナッツ、赤ワイン(適量)。


低FODMAPダイエット

特徴: 特定の糖質(FODMAP)を避け、腸の不調を軽減。PUFAとは直接関係ないが、加工食品を減らす点で共通点あり。

目的: 過敏性腸症候群(IBS)の症状緩和。

例: グルテンフリー穀物、特定の野菜(キュウリ、ズッキーニ)。


インターミッテント・ファスティング(断続的断食)

特徴: 食事の時間を制限(例: 16時間断食、8時間食事)。食品の種類は問わないが、PUFAフリーと組み合わせ可能。

目的: 体重管理、代謝改善、老化抑制。

例: 時間帯に応じた食事(内容は自由)。


マクロビオティック

特徴: 玄米、野菜、海藻を中心とした和風の食事。種子油は避ける傾向あり。

目的: バランスの取れた健康、精神的な調和。

例: 玄米、味噌汁、漬物。


GAPSダイエット(Gut and Psychology Syndrome Diet)

特徴: 腸内環境の改善を目指し、発酵食品や骨スープを重視。穀物、精製糖、加工食品を排除し、PUFAを含む種子油も避ける傾向。

目的: 腸内細菌叢の修復、精神疾患(自閉症、うつ病など)や消化器系の改善。

例: 骨スープ、発酵野菜(ザワークラウト)、肉、特定の果物。


ローフードダイエット(Raw Food Diet)

特徴: 加熱調理しない(または45℃以下で調理)生の野菜、果物、ナッツ、種子を摂取。PUFAを含むナッツや種子油は使用されるが、PUFAフリーにカスタマイズ可能。

目的: 酵素の摂取促進、デトックス、エネルギー向上。

例: スムージー、生野菜サラダ、ナッツバター(PUFAフリーならナッツ選択に注意)。


ビーガン/プラントベースダイエット

特徴: 動物性食品を完全に排除し、植物性食品(野菜、果物、豆類、穀物)に依存。PUFAを含む種子油やナッツが多用されるため、PUFAフリーにするには調整が必要。

目的: 環境負荷の軽減、心血管健康、倫理的理由。

例: レンズ豆、キヌア、アボカド、チアシード。


ゾーンダイエット(Zone Diet)

特徴: 炭水化物40%、タンパク質30%、脂肪30%のバランスを重視。PUFAを含む油も使われるが、オリーブオイルなど単不飽和脂肪酸を優先可能。

目的: ホルモンバランスの最適化、体重管理、炎症抑制。

例: 鶏胸肉、野菜、オリーブオイルを使用した料理。


 特定炭水化物ダイエット(Specific Carbohydrate Diet, SCD)

特徴: 複雑な炭水化物(穀物、でんぷん質)を避け、単純な糖のみを許可。PUFAを含む加工食品も制限される。

目的: クローン病や潰瘍性大腸炎など消化器疾患の管理。

例: ハチミツ、特定の果物、ナッツ(PUFAフリーなら選択注意)、ヨーグルト。


アンチエイジングダイエット(CRON: Calorie Restriction with Optimal Nutrition)

特徴: カロリーを制限しつつ、栄養密度の高い食品を摂取。PUFAは制限されないが、高品質な脂肪(オメガ3など)を選択可能。

目的: 老化の遅延、寿命の延伸。

例: 葉物野菜、サーモン、ベリー類、少量のナッツ。


 オキシトシン・ダイエット(またはホルモン最適化食事)

特徴: ホルモンバランス(特にオキシトシンや甲状腺ホルモン)に着目し、加工食品やPUFAを避けることが多い。ストレス軽減や腸内環境も重視。

目的: ストレス軽減、ホルモン健康、気分向上。

例: 発酵食品、マグネシウム豊富な食品(カボチャの種など、PUFAフリーなら代替が必要)。

Mia

私自身は、過度に寄らず「加工食品」や「精製しすぎたもの」を避けてバランスよく摂取していればいいかなと思っています。栄養学はその時代で変わったりするし、何かをどうにかしようとするほどドツボにはまるので。何事もすべての事象に正解も真実もなさそう、と最近は思っています。正解や真実を探す為のブログではなく自分の為のMEMOなので、まず点と点を探して線になれるように構築していきます。