「代謝」と簡単に使ってしまっている気がする。シンプルだけど、それだけに奥深い。念のため一応定義をしておこうと思う。
代謝とは、生きていくために、身体の中で行われているすべての“化学反応”
代謝の3つの柱
🌱 同化(アナボリズム) |作る・蓄える 筋肉を作る、脂肪を蓄える、骨を再生する
🔥 異化(カタボリズム)|分解してエネルギーを作る 食べたご飯をエネルギーに変える、脂肪を燃やす
♻️ 排出・代謝処理 |使い終わったものを処理・排出 解毒、老廃物の処理、尿や便として出す
🔸代謝でやってること(ざっくり流れ)
食べる(取り込む)
分解する(消化・吸収・異化)
必要なものを合成する(同化)
不要なものを処理・排出(解毒・排出)
🔸代謝ってどこで起きてるの?
どこでも起きてる。特に活発なのは:
肝臓(栄養変換・解毒の工場)
筋肉(エネルギーを使う・作る)
脂肪組織(エネルギーの貯蔵庫)
ミトコンドリア(細胞の発電所)
🔸代謝が落ちるとどうなる?
太りやすくなる(燃やせない)
疲れやすい(エネルギーが不足)
冷え、むくみ(循環も影響)
肌荒れ、ホルモン不調(材料の供給不足)
🔸代謝=燃やすこと?
よく「代謝=燃焼」って言われるけど、それは異化の一部であって、代謝全体の一部。
代謝=体内で起こる全ての“使う・作る・出す”サイクル
🔹補足:代謝とホルモンの関係
甲状腺ホルモン → 代謝のアクセル
インスリン → 糖をエネルギーに変える合図
コルチゾール → ストレス時に代謝を切り替える
成長ホルモン → 組織を作る(同化)
🔸で、代謝って何?
「食べたものや吸い込んだ空気を、体の中で“生きる力”に変える全てのプロセス」
「生きていくために、身体の中で起きているすべての化学反応」
🔸「代謝が上がる」ってどういう意味?
「体が“効率よく燃えて・動いて・回ってる”状態になること」
= エネルギー産生・修復・排出がスムーズになる
🔹代謝が上がると何が起こる?
🔥燃焼効率UP |糖・脂肪が効率よくエネルギーに変換される 太りにくい、体が軽い
🧱材料の合成が活発| 筋肉、骨、皮膚、酵素などがよく作られる ハリのある肌、髪つやつや
♻️排出スムーズ |老廃物や毒素が出やすくなる むくみにくい、便通がよい
⚡ミトコンドリア活性化| 細胞がどんどんエネルギーを生み出す 疲れにくい、元気が続く
🔸逆に、代謝が落ちてると…
食べたものがうまく使われず、脂肪に
修復も遅れて、肌やホルモンが不安定
解毒力も落ちて、むくみ・だるさ・不調
🔹代謝が上がる仕組みをもう少し深く
① ミトコンドリアが活発になる(=発電所が元気)
→ 酸素や糖、脂肪酸を材料に**ATP(エネルギー通貨)**をガンガン作る
② 酵素がちゃんと働く
→ ビタミン・ミネラルが潤って、体内の化学反応が活性化
③ ホルモンの指令が的確に届く
→ インスリンや甲状腺ホルモン、コルチゾールなどが適切に作用する
代謝アップ=「燃えるだけ」じゃない
脂肪燃焼だけが代謝じゃなくて、
エネルギーを生む
↓
体を作る
↓
ゴミを出す
という循環すべてが活発になること。
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