代謝の司令塔たち|ミトコンドリア × 甲状腺ホルモン × 糖の関係

3者の役割を整理

⚙️ミトコンドリア...... 細胞の発電所(ATPを作る) 代謝・エネルギー・活力 

🔥甲状腺ホルモン(T3) ......代謝のアクセル 体温・細胞のスピード 

🍬糖(グルコース+少量のフルクトース)...... 燃料(薪) ミトコンドリアのエネルギー源


ミトコンドリア・甲状腺ホルモン・糖の相互関係

🔹糖が足りると…

<糖が入る >

↓ 

インスリンちょっとだけ出る  

↓ 

 肝臓のグリコーゲンが満たされる  

↓ 

 T4 → T3(活性型)への変換が促進  

↓ 

 T3がミトコンドリアの働きをONに  

↓ 

 ミトコンドリアが糖を燃やしてATPを生産  

↓ 

 体温↑・元気↑・代謝↑・ホルモンバランス◎ 


🔻糖が足りないと…

<糖が不足 >

 コルチゾール↑(ストレス対応)  

 筋肉を分解して糖を作る(糖新生)  

 T4→T3変換が止まり、逆にrT3(ブレーキ型)↑  

↓ 

 ミトコンドリアが動かなくなる  

ATP不足 → 疲労・冷え・PMS・不妊・うつ



糖がある → グリコーゲン↑ → T3↑ → ミトコンドリア活性↑ → 代謝◎・元気◎

糖がない → ストレスホルモン↑ → T3↓・rT3↑ → ミトコンドリア停止 → 低代謝・不調



T3ホルモンの働き(Peat理論) 

ミトコンドリアの数を増やす(ミト増殖)

 ATP合成酵素を活性化 酸素の利用効率UP(=代謝効率↑)

 胆汁の分泌・消化酵素の分泌も促進 → 栄養吸収UP! 

 つまりT3が働けば、体中の細胞が元気に回り始める


Peat理論における理想の代謝モード

糖(フルーツ・蜂蜜・甘酒)を適量とる  

 インスリン適度に↑、グリコーゲン蓄積  

 T3がしっかり作られる・届く  

 ミトコンドリアがATPを生み出す  

 高代謝モード(体温↑、気分↑、ホルモンバランス◎) 


逆にPUFAやストレスがあると…

PUFA過多......  ミトコンドリア膜が酸化・ATP産生低下 

糖不足...... T3↓、rT3↑、ストレスホルモン↑ 

低体温・低代謝... .. 甲状腺機能低下、うつ・PMS・排卵障害 

コルチゾール過剰...... 筋肉・骨分解、老化促進


Ray Peat式の実践ポイント

フルーツ・蜂蜜・甘酒などで糖を満たす......  肝グリコーゲン充足・T3活性化 

ココナッツオイル・飽和脂肪酸を選ぶ...... ミトコンドリアを守る・PUFAを減らす 

塩(Na)と糖をセットで摂る...... 副腎サポート・コルチゾール抑制 

動物性たんぱく(ゼラチン・卵・レバー) ...... 代謝酵素・ホルモン原料を補う



Mia

私自身は、過度に寄らず「加工食品」や「精製しすぎたもの」を避けてバランスよく摂取していればいいかなと思っています。栄養学はその時代で変わったりするし、何かをどうにかしようとするほどドツボにはまるので。何事もすべての事象に正解も真実もなさそう、と最近は思っています。正解や真実を探す為のブログではなく自分の為のMEMOなので、まず点と点を探して線になれるように構築していきます。